小型プラグの限界を超えた小型プラグ
小型プラグの限界を超えた小型プラグ
秋の特殊なパターンを除いてスモールプラグに分がある
昨今のシーバスフィッシング。
kosuke 85Fは、110Fの基本性能を継承しながらも小型プラグのあらゆる欠点を排除。
飛距離性能においては110Fにも負けずとも劣らない飛びを見せるため、
本来スモールプラグの出番ではないオープンエリアや外洋での使用を可能とした。
85㎜のボディには一見不釣り合いとも思えるほどの大型#4フック。
ランカーシーバスが潜むフィールドや強引なファイトが求められる状況で
臆することなく戦うことができる。
港湾部や河川で年間を通して使えるサイズ感と基本性能、
そして食い渋った時のフォローベイトとしても使える。
つまりkosuke 85Fとは“小が大を兼ねてしまう”ルアーなのである。
全長 | 85mm |
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重量 | 11.5g |
タイプ | フローティング |
レンジ | 30〜70cm |
アクション | ローリング |
フック | #4 |
リング | オリジナル#3 |
価格 | 1,750円(税抜) |
誕生日 | 2017/4/20 |
2016年秋に発売したkosuke 110Fは、僕のシーバスフィッシングを組み立てる上では不可欠なルアーとなっている。そんなkosukeのダウンサイジングモデルがkosuke 85F。特定のフィールドに捉われず、フットワークを活かし河川・汽水湖・磯など様々なフィールドでシーバスゲームを楽しむ僕にとって、kosuke 85Fの位置付けはいつ・どんな場所でも使えるオールマイティーなミノー。その中でも、最も小型の部類に入るミノーだ。
春先のマイクロベイトを偏食している時から秋のシーズンの走りまで、イナッコやトウゴロウイワシを始めとするベイトを捕食している時、ベイトサイズに関わらず使いやすいサイズ感。スモールルアーの部類に入る85mmという全長だが、このkosuke 85Fは比較的ファットなボティを持っているため、飛距離やアピール力といったスモールルアーにありがちなウィークポイント解消。欠点を感じさせない。
基本性能は兄貴分のkosuke 110Fを継承しており、釣れる流れを探し出す能力が高いため、流れを感じながらのスローリトリーブだけでシーバスのバイトを引き出してくれるが、春先から夏場のデイゲームの早い展開も得意としていて、流れのあるエリアやファストリトリーブでも水面を飛び出すことなくきっちりと泳ぎきってくれる。そういった意味でも、すべての条件に対応してくれるオールマイティーなスモールミノーといえるだろう。
既にリリースされているkosuke 110Fの圧倒的な釣果はそのままに25mmのスケールダウン。年間通して大型シーバスが好むロールアクションに、オリジナルサイズより若干浅いトレースレンジ、ボディサイズ的には 限界とも思える#4フックを搭載する事で、不意のランカーサイズにも余裕で対応できる仕様となっている。
磯ではサラシの引き波、特にサラシの終端部分でステイさせると、sasukeやkomomoに比べボディの高さがある為、波の影響を受けやすくスライドアクションをおこし、シーバスのバイトを誘発させる。河川においても春から夏にかけベイトサイズが比較的小さい場合、朝・夕マズメ時などは特に葦や岩盤の際といった所にベイトが溜まりやすくピンスポットにルアーを打込む必要が出てくるが、kosuke 85Fはキャスト時の直進安定性が非常に良いのでピンスポットを非常に狙いやすい。小場所やピンスポットでの使用は勿論だが、そのサイズを圧倒する飛距離はオープンエリアにおいても強い武器となる。
ベイトサイズが40~60mm程度と小さい場合は先発投入もあり得るが、年間通して考えるとkosuke 85Fはやはりフォロー的位置付けの役割が大きい。
オリジナルサイズの110Fや120mmサイズを通した後、サイズ的に同じmolmoやsasukeなどウォブリング系のルアーを通して釣りきった、もしくは反応が無い、そんな時のフォローには間違いなくkosuke 85F。昨年末のimaチャンネル撮影時、110Fを何度通してもショートバイトばかりでフッキングしない状況だったのが一変、ランカーを引きずり出してくれた頼もしいヤツである。