Do You Know? vol.5 ~sasuke SF-50 – 村山栄宏 編~

imaルアーを毎月詳細に解説していく「Do You Know? 〜どーゆーの?このルアー?〜」。どういったルアーなのか、どう使うのか、サイズ&タイプ別の扱い方もマニュアル化。第5回目は、メバルプラッギングに最適なsasuke SF-50を村山さんが解説!

上:sasuke SF-50/チャートペッパー 下:sasuke SF-50/シラスグローベリー

FOCUS onsasuke SF-50

不動のsasukeシリーズ最小サイズであるが、そのアクションの安定感は抜群。飛距離を出せるメリットは勿論、サーフェイスのレンジキープもしやすいので表層を意識している状況においても活躍!そんなライトゲームのプラッキングで実績の高いsasuke SF-50に今回はクローズアップ!

sasuke SF-50

  • 全長 50mm
  • 重量 1.5g
  • タイプ フローティング
  • レンジ 10〜40cm
  • アクション ウォブンロール
  • フック SBL-55M#12
  • リング #1
  • 誕生日 2014/2/10
TESTER

村山 栄宏 むらやま よしひろ

茨城県在住のマルチアングラー。元々は利根川シーバスのパイオニアとして活動していたが、現在はアジ、メバルといったライトゲームを中心にシーバス、アイナメ、ソイ、東北のロックフィッシュを追い求めている。フィールドは、茨城をメインに房総から小名浜までをカバー。利根川ハイ・プレッシャーズ代表。

 

[1]Do You Know?sasuke SF-50?

魚を散らさず釣れ続けることが出来るプラグ

ヒットルアー:sasuke SF-50/PHクリアー

sasukeシリーズの中でも一番小さいsasuke SF-50。

ターゲットはライトゲーム用となります。特に私がメインで使っているのはメバルゲームで、手軽に漁港などで釣る場合もあれば磯などで使う事もあります。

重量は1.5gとジグヘッドと同じくらいなので軽く感じる方もいるかもしれませんが、重心移動のため圧倒的な飛距離を持っていますので沖も楽々狙えます。

そして、自重自体は軽いため、メバル用のロッドはもちろんアジング用の先調子ロッドでも気持ち良く振り抜けられるので、ジグヘッドと併用して扱えます。

また、プラグとしてはスローに誘えて派手すぎないアクションなため、プレッシャーを掛けにくいのが特長。ストレート系ワームのように魚を散らさず釣れ続ける…そんなプラグだといえます。

[2]どーゆーの?sasuke SF-50?

シチュエーション(季節)編

冬と春のメバルの違い

冬から春はメバルシーズンと言われますが、2〜4月と5〜6月ではメバルとベイトの状態が大きく異なります。

2〜4月の冬から初春頃はスポーニングからの回復期でまだ水温も低く、メバルの活性もそれほど高くはありません。ベイトもアミなどの漂うものがメイン。
そのため、消波ブロック帯や護岸のヘチにある海藻帯などに潜んで、アミなどが流れの強弱や波で漂ってくるのを捕食したりします。

5〜6月になるとメバルも完全に回復&水温も上昇し、活性も高くなります。さらに、シラスなどのベイトフィッシュが大量に接岸。それらを捕食しだしますから、障害物の際などからオープンなエリア…夜の漁港なら常夜灯の明暗部などで活発に追い出します。

その2パターンを理解した上でsasuke SF-50を使い分けていくのが大事になってきます。

ベイトパターン編

アミとベイトフィッシュパターンでの使い分け

冬から初春のアミパターン、春のベイトフィッシュパターンと2つの使い方があります。

まずはアミパターンから。消波ブロックや護岸際を極力スローにただ巻いてくるだけです。

ほぼ表層引きになりますが、それで反応がなければキャストしてすぐ速巻きして少しレンジを入れてからストップ。スローフローティングなのでジワジワとほぼ止まったような状態から浮き上がっていきますので、それが食わせの間となります。

次にベイトフィッシュパターンですが、こちらは常夜灯の明暗部の少し先へキャスト。

境い目から1mは離した方が良いと思います。その理由は、水面に出ている明暗部と水中の明暗部が異なるからです。常夜灯の明暗は斜めに入っていますので、水中の傾斜も計算に入れると大体1mほど離した部分がsasukeを引いているレンジの明暗部になってくるんです。

そして、アクションは基本は同じくスローなただ巻き。もしそれで反応がない場合は連続トゥイッチ+ストップ。こちらも止めた時に食わせの間になってきます。
また、ライズしている場合は即キャスト!キャストするポイントの目安としては、ライズしている2〜3m先へキャストして引いてきます。

[3]まとめ

ヒットルアー:sasuke SF-50/シラスグローベリー

自分なりの応用テクニックを試して釣果アップ!

sasuke SF-50を使った基本的なメバルの狙い方は以上となります。

ただ、このルアーの深いところは、派手すぎないアクションのバーサタイルなフローティングミノーなので、使い方次第で色んな事が試せるところなんです。フワフワと漂わせる釣りもできますし、速い動きにも対応。
さらに私が良くやっているのは、スプリットショットリグやキャロライナリグ。これで消波ブロックの一番沖にある外側際あたりまで沈めて深いレンジを攻めたりしています。
もしくは堤防の基礎とボトムの際など、他の人が攻めきれていない部分を通したりすると抜群に食いが良かったりします。

特に大型メバルなどの反応が良いので、ベイトフィッシュパターンが効果的な春になってから改めて応用的な釣り方を詳しく解説してみたいと思います!

 

公式商品ページ

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