明けましておめでとうございます。
日頃より“imaブランド”をご愛顧いただき感謝いたしております。
昨年、元旦そうそうに起きた「石川県能登半島地震」には、とてもビックリさせられました。そして、9月の能登豪雨と北陸地方に集中した天災。被災された方々を思うと悲しみに絶えません。また、その復興が進んでおらず未だ仮設住宅などで不自由な生活を送られている事にも心が痛みます。一日も早い復興を願うばかりです。
毎年のように日本各地で、大小に関わらず天災が繰り返されています。被災された多くの方々には改めて、心よりお見舞い申し上げます。
一方世界では、ロシア・ウクライナ戦争の終結に目処がつかず、中東でも紛争が相次ぎ、日本も含め西側諸国の政権交代が進行中で不安な状況が続いています。この1月には米国新大統領トランプ政権が誕生し、早くも貿易摩擦など、各国間で影響が生じそうです。わが国にもその影響は及ぶこととなるでしょう。
昨年末に誕生した石破新首相には、国内外の危機を上手く纏めて頂きたいものです。
釣界の昨年は、「釣りフェスティバル 2024」「フィッシングショーOSAKA 2024」を皮切りに地方でのイベントも大変好調で昨年対比で来場者数を上まわりした。我が“imaブース”にも多くのファンの方々にお出で頂き感謝しております。
他方、相次ぐ釣り場(漁港・港湾)の閉鎖があり、釣り人のゴミ捨て・不法駐車・トイレ問題・漁民とのトラブルなど釣り人のマナー向上がより一層求められております。そうした一部の釣り人の行動で、釣り人が守らなければいけない釣り場を、失うことになりかねません。どうかそうした行動を皆さんの力で、少しの意識で減らしていきましょう。
釣り場は釣り人の宝です。漁港は漁民の職場です。
マナーを守り、互いに気持ちよく過ごせる環境づくりができるよう我々も引き続き努めて参ります。
imaはと言うと、昨春約10年振りにシーバスロッド「COWABUNGA!! 78ML & 93M」を発売いたしました。弊社オンラインストアのみでの発売でしたが、お陰様で大変好評をいただいております。また、今春には約11年振りの登場となる「shibumiシリーズ」の発売も控えております。今回は、imaのプロスタッフであり、プロダクトアドバイザーの辺見哲也氏監修のシリーズ初“トラウトロッド”ですので、どうぞご期待ください。
ルアーにおいては、昨年秋に弊社フラッグシップモデルのひとつ“sasukeシリーズ”に「sasuke 140 真裂波」が仲間入りし、sasukeシリーズはさらにパワーアップいたしました。早くもたくさんのお客さまから釣果のご報告やお褒めの言葉をいただいております。真裂波をはじめ、imaルアーをきっかけに皆さんと魚との距離が縮まり、その関係性がより楽しいものに成ることを願っております。
毎年繰り返しになり恐縮ですが、これまでもこれからも、私たちimaは趣味としての魚釣りは「多くの魚を釣る」ことよりも「一尾の魚との出会いを大切にしたい」と考えます。また、資源保護のためにも魚のキープは必要最小限にしてリリースすること(魚を釣ることを楽しみ、釣った魚は丁寧に扱い、釣った場所に返す)を提唱いたします。
もちろん、釣った魚を食することは大切なことで、子供達の食育・知育の観点でも役に立つことです。ぜひ釣った魚を捌いて命の大切さを知り、料理をして自然の恵みを味わいながら、愉快な仲間と釣り談義をすることで至福の時に満たされることを願っております。
たまの休みに疲れた心と身体の一服の清涼剤として、お手持ちの道具でまた釣りに行ってみてはいかがですか。そこにはきっと良い魚との出会いがあり、心と身体を癒してくれると思います。魚釣りには、そんな力があるように感じます。
私たちはどんな時も少年のように自由で、自然の中で“こだわり(お気に入り)”のある道具と遊べる。そんなひと時を大切にしたいと思っております。
そういった「素敵な時間のおともに選ばれる道具であり、そんな道具屋になれればいいな」と思い、本年も日々仕事をして参ります。
皆様にとって本日が2025年のより良い年のスタートとなります事を心より祈念申し上げます。
そして、1月17日より開催される「釣りフェス 2025 in YOKOHAMA」にてお逢いできることを楽しみにしております。
2025年1月1日
株式会社アムズデザイン
代表取締役 五十嵐正弘