明けましておめでとうございます。
日頃より“imaブランド”をご愛顧いただき感謝いたしております。
昨年を振り返りますと、ロシア・ウクライナ戦争が続く中、COVID-19の感染禍も続き、年が明けました。感染症法上の分類は5月に5類へと移行し行動制限がようやく解除され、徐々にではありますが、それぞれに思い思いの趣味を取戻しました。「ホッ」としたのも束の間、パレスチナとイスラエル紛争が勃発、政界の裏金疑惑など暗い出来事が絶えません。これらの要因による物価高騰・インフレ状態が国内でも続いております。
弊社の”imaブランド“も長きに渡り価格改定を見送っておりましたが、昨年3月には値上げに踏み切らなければならなくなりました。imaファンの方々にはご迷惑をおかけし大変心苦しい思いですが、どうかご容赦いただき、引き続き変わらぬご支援・ご愛顧を頂戴できれば幸甚です。
そんな”imaブランド“も昨年4月に25周年を迎えることが出来ました。これも一重に皆様のお力添えの賜物と感謝至極でございます。
周年を迎えた昨年は多くのイベントをSNSやリアルで開催いたしました。そして多くの方々にご参加いただきありがうございました。
リアル開催では、新潟県下魚野川での渓流ルアーフィッシング教室、千葉県木更津でのima baseメンバー向けイベントと、多くのimaファンの方々と同じ時間を過ごすことができ感激いたしました。また、両会場ともに中学生の参加があったことで大きな喜びを覚えました。この方達が次世代の宝であることも実感しております。
11月にはimaテスターの船沢京介氏が代表を務める「U’s +Futures」が主催するヤマメ発眼卵放流に私自身初めて参加し、実際に魚野川の川底に発眼卵を留める放流方法を体験することができました。このことは既に10年続けられていて、着実に魚影が濃くなっているとのことで来川される釣り人も年々増えているようです。トラウトマンはぜひ魚野川に行かれてみてはいかがでしょう。きっと良い魚との出会いがあるはずです。
imaは多くのソルト系ルアーの創造をして参りましたが、2005年に発売した故西村雅裕氏プロデュース「Farina 90S」を皮切りにトラウト用ルアーにも参入し、地道ながらも多くのルアーを輩出して参りました。ここ数年は新潟県下魚野川をベースにその開発を進めており優秀なルアーが生み出されており、ご愛顧いただいているファンも多いことと思います。
今春には、約10年ぶりにロッドを発売する予定です。きっとimaファンの皆様にご納得いただけるものと確信しております。
また、ルアーについても多くの新製品が店頭に並び、皆様からの称賛の声をいただくこと、皆様の新たな魚の出会いの一助なれることを夢み、今から社員一同ワクワクしております。
1月19日(金)よりパシフィコ横浜にて開催の「釣りフェスティバル 2024」での展示もありますので、ぜひご来場いただき、夢ある“ima商品”を手に取ってみて下さい。
毎年繰り返しになり恐縮ですが、これまでもこれからも、私たちimaは趣味としての魚釣りは「多くの魚を釣る」ことよりも「一尾の魚との出会いを大切にしたい」と考えます。また、資源保護のためにも魚のキープは必要最小限にしてリリースすること(魚を釣ることを楽しみ、釣った魚は丁寧に扱い、釣った場所に返す)を提唱いたします。
もちろん、釣った魚を食することは大切なことで、子供達の食育・知育の観点でも役に立つことです。ぜひ釣った魚を捌いて命の大切さを知り、料理をして自然の恵みを味わいながら、愉快な仲間と釣り談義をすることで至福の時に満たされることを願っております。
たまの休みに疲れた心と身体の一服の清涼剤として、お手持ちの道具でまた釣りに行ってみてはいかがですか。そこにはきっと良い魚との出会いがあり、心と身体を癒してくれると思います。魚釣りには、そんな力があるように感じます。
私たちはどんな時も少年のように自由で、自然の中で“こだわり(お気に入り)”のある道具と遊べる。そんなひと時を大切にしたいと思っております。
そういった「素敵な時間のおともに選ばれる道具であり、そんな道具屋になれればいいな」と思い、本年も日々仕事をして参ります。
皆様にとって本日が2024年のより良い年のスタートとなります事を心より祈念申し上げます。
そして、1月19日より開催される「釣りフェスティバル 2024 in YOKOHAMA」にてお逢いできることを楽しみにしております。
2024年1月1日
株式会社アムズデザイン
代表取締役 五十嵐正弘