今回公開となった動画がこちら。
【濱本国彦 密着!エンパシーテストvol.1 〜利根川編〜】
EMPATHY 90、現在の開発状況
今回実釣テストの舞台となったのは、濱本氏にとって5ヶ月ぶりの釣行となる千葉県・利根川だ。
まずは現在の開発状況について伺った。
濱本:フックサイズによるアクションへの影響など、最終確認も終わり、もうゴーサインを出してもいいくらいの最終局面まできています。
本当にここまで来るのに長かった…。一番最初にこの話が出てからもう2年近くかな。
時間は掛かったものの、納得のいく仕上がりに“釣れるのは間違いない”と確信している濱本氏だった。
利根川で試したかったこと
EMPATHY 90にしか出来ない“巻きの釣り”
濱本:全体的にシャローな利根川で、バイブレーションでもなくシンペンの早巻きでもないEMPATHY 90にしか出来ない“巻きの釣り”を試してみたかったんです。
シンキング系のミノーは巻くとどんどんレンジが入っていくイメージだけど、このEMPATHY 90は早巻きしても、潜るというよりも動きに逃げてくれるのでレンジが入りすぎず、こういう利根川のようなシャローでも通用するんじゃないかと思って。
EMPATHY 90の特徴
ポッパーからヒントを得たカップ形状
濱本:このEMAPATY 90最大の特徴とも言えるカップは、ポッパーからヒントを得ているんです。このカップがもたらすメリットが大きく2つ。
程よい抵抗感とコントロールのしやすさ
大きなこのフロント部分が受ける水の抵抗が重すぎず、軽すぎず。でもちゃんと重さがアングラーの手元に確実に伝わるのでコントロールがしやすいこと。
巻いても常に水の抵抗を受けているのではなく、上手く抵抗から逃げられる形状で、それがさらにアクションに繋がっていて。ブルブル震えるバイブレーションのような抵抗感がいいんです。
状況に応じたアクション
もうひとつは、一定に収まらない泳ぎ。
S字、ロール、ウォブリング、これらの動きがリトリーブスピードに応じて発生するんです。川の流れや、カップが受けた水の抵抗の強弱、リトリーブスピードに応じて様々なアクションをしてくれるので、まさに“臨機応変”な対応をしてくれて。“優等生じゃないことが優等生”っていうのはそういう意味なんです。
EMPATHY 90が有効なシチュエーション
ありとあらゆるシチュエーションに対応
濱本:シャロー、橋脚や護岸の壁のような縦ストラクチャー、ベイトパターン、早巻き、流れの中でゆっくりと…。
90mmというこのサイズ感と、しっかり見せてあげることの出来るファットめなボディ、これがハマるシチュエーションであれば対応してくれます!
今回の実釣テストを振り返って
巻くことに特化したEMAPTY 90
濱本:今回は利根川の膝まで浸かるくらいのシャローエリアにエントリーし、先にあるブレイクラインから飛び出た一尾でした。レンジは40〜50cmないくらいかな?
あれだけ巻いていても、頭を狙い撃ちしたかのようにしっかりとフロントフックを食っていたので、レンジが入りすぎることなくしっかり引きたいレンジを引けていたのかなと思います。
少し塩分を含んだ汽水の利根川のシャローでも、ボトムを擦ることなく、アップでもダウンでもトレース出来ました。まさにイメージ通りの釣りができ、EMPATHY 90の実力を垣間見ることが出来た満足の実釣テストとなりました!
ドリフトを提唱している僕、濱本国彦が作った“巻きのルアー”です!早く皆さんにもお試しいただきたいです!
さて、フィールドテスト第一弾として利根川で実釣テストを行った濱本氏だが、近日中には第二弾の旧江戸川編を公開予定だ。
第二弾ではどのような実力を見せてくれるのか?乞うご期待!
- PRO STAFF
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濱本 国彦 はまもと くにひこ
香川県在住のシーバススペシャリスト。ランカーハント率も高く、その人望とフィッシングスタイルで多くのファンを持つ。ドリフトテクニックを得意とし、ラインテンションを巧みに操る釣りに定評がある。
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