COLLET 45
- 全長 45mm
- 重量 2.5g
- タイプ シンキング
- レンジ 10〜30cm
- アクション ローリング
- フック #16
- リング #1
- 誕生日 2018/11
COLLET 45の特徴
誰でも藻場や根の上をスローに引けるシンキングペンシル
ズバリ!COLLET 45の特徴は?
酉抜:「水平」をキーワードに開発しました。
一般的なシンキングペンシルよりテールが下がりにくい設計でスイム、フォールともに水平に近い姿勢をキープすると、よりベイトの動きに似るためバイト率やフッキング率の向上を狙っています。
その水平姿勢とヘッド形状から、ジグヘッドに比べスローにシャローを探りやすいですし、食わせの間を演出できるのもこのルアーの強みですね。
あと可愛いのも特徴です(笑)
COLLETって?〜名前の由来
What’s COLLET ??
COLLETってどういう意味?
酉抜:より多くの皆さんに愛用してもらいたい、そんな思いが込められた名前です。
誰からも親しみやすく愛されるもの・・・甘いもの・・・チョコレート(笑)
と単純な理由ではあるんですが、その思いはとても強いです。
ルアーの側面にはチョコレートをイメージしたブロック模様をあしらっています。
チョコレートのように誰からも愛されるルアーになってほしいですね。
COLLET 45がうまれたきっかけ
もともとは対大型メバル用
開発のきっかけは?
酉抜:テスターの加藤さんからのリクエストがきっかけです。藻場や根の上をスローに引けるシンキングペンシルがほしいとのお話をうけて開発がスタートしました。
当初は加藤さんの想定シチュエーションが磯での対大型メバル用であったこともあり60〜70mmのサイズ感でテストを進めていましたが、名前の由来にもあるとおり“幅広く多くの方に使っていただける“よう港湾での使用をメインとする45mmへと変わっていきました。
COLLET 45のこだわり
『水平』へのこだわり
開発においてこだわったポイントは?
酉抜: 一番苦労したのは水平に近い姿勢をキープすることです。
ですが、それまでにたくさんの道のりがありました。何パターンのサンプルを
作成したか覚えていないほどです。
まずテスターの加藤さんよりいただいたリクエスト5項目をもとに3つのサンプルを作成しました。
・サイズ60〜70mm
・ボディはmebaCALMより太くても良いが、komomo SF-85よりは細身
・姿勢は『水平』
・mebaCALMよりレンジは上で、藻場の上をスローに通せること
・テールスイングしないローリングアクション
A・・・スイム姿勢はテイルが20~30°下がっていた。ローリングは全く無く、ボディをひねらずにヘッドを横に振るだけのアクションだった。
B・・・Aより体高を上げヘッド先端上部を突き出し、ラインアイをベリー側に下げた。Aに比べ、ローリングは出ていたがテイルダウン(30〜40°)が強かった。
C・・・Bと後側のボディは同じで、ヘッド先端下部を突き出している。ラインアイはリップ先端に付けた。アクションはBとほぼ同じだったが、3タイプの中で一番深いレンジとなっていた。
3つのサンプルのテストを重ね、そこから得た情報と「理想のイメージ」を考え、AとBを合わせたボディ形状にしたのがプロト2。
アクションの安定感を上げるために、ボディの横幅を細くし重心を下げ、ウェイトを1g以上軽くしてより上のレンジを巻けるよう調整しました。ローリングもきちんと出るようになりました。ここまではまだ大型メバル用のサイズ設定でしたね。
この時点のテストでも好成績を残していたCOLLETだったので、大型だけをターゲットにするのはもったいないし、より多くの人に愛されるよう「誰でも簡単に釣れる」そんなルアーを目指し、港湾の小型メバルにもバッチリなようにダウンサイジングしました。
アクションは理想に近づきましたが、プロト3の時点ではまだスイム時の10°ほどのテイルダウンがありました。
飛距離を伸ばすためにボディを太くし、ウェイトを増やしてみました。この時にテイルダウンを軽減させるため、テイル側の浮力が強くなるよう設定。スイム姿勢は水平に近づいてきました。
調整のバランスが非常に難しく、リトリーブスピードをあげると今度はテイルスイングが強くなってしまいました。「誰でも簡単に・・・」はなかなか思うようにいきません。「水平になるとテイルスイングが出やすく、抑えようとするとテイルダウンしやすい」この絶妙なバランスを探すのにとても時間がかかりました。
テイルダウン対策として
水を受けすぎてボディが仰け反り、テイルダウンになり過ぎないよう、プロト3から完成までの間でヘッド先端の突き出しを徐々に丸くしていきました。その結果、独特のヘッド形状が生まれたんです。
テイルスイング対策として
ボディ側面中央のふくらみを落とし、背中側から見た時のボディラインをほぼ真っ直ぐにし、側面で水を受けにくくすることでテイルスイングをなくすことに成功。
ようやく完成です。本当に苦労しました。
理想のローリングアクションを出すためのラインアイ位置とウェイト配置のバランス調整と水平に近いアクション姿勢を出すのがほんとに大変でしたね。でも苦労したかいもあって満足いく、本当にいいルアーができました。
主な使用シチュエーション・使い方
COLLET 45を使いこなす
COLLET 45はどんな場面でどうやって使う?
酉抜:独特のヘッド形状によりシャローレンジを丁寧にサーチできるので、特に藻場や根のあるエリア、ストラクチャーまわりにはかなり心強いルアーだと思います。汎用性の高いサイズなので磯でも港湾でもあらゆるシチュエーションに対応できます。
基本はただ巻きでOKですが、リフト&フォールも有効です。ロッドを小刻みに操作し、ベイトが逃げ惑うようなリズミカルなリフトからこだわりの「水平ゆらゆらフォール」で食わせます!
COLLET 45の開発のきっかけとなったテスターの加藤氏に質問です!
なんで浅場を丁寧に攻めたほうがいいの?
加藤:メバルは「眼張」と書かれる事が多いのですが、他に「鮴」と言う漢字も使われております。この「鮴」と言う漢字は、藻や岩礁地帯に身を隠すように生息しているその姿が、まるで休んでいるように見えることからつけられたと言われており、メバルの習性を表しています。
メバルの定位している際は、基本的に頭を少し上に向けてベイトを待っている事が多く、通ったら急に浮上して襲いかかるのが補食パターンです。メバルは水深30m位にも生息していますが、港湾や磯での深い水深のエリアのアプローチにおいては、そのメバルの習性的に余程、表層にアミの筋でもない限り効率的なコンタクトを得られる事は、少ないと思います。浅場を中心として見立てる事で、藻場や岩礁地帯に生息しているメバルが気が付き易く、表層~シャローレンジに高反応を示します。これが浅場の釣りの利点です。水深は50cmもあれば可能性があります。
アミやコウナゴ等は、流れに乗って接岸するベイト類でもあって、流れが当たるシャロー帯は、餌も豊富となりメバルも効率的に補食、定位できるのです。浅場こそメバルプラッキングの活躍するシチュエーションです!同じ2.5gのジグヘッドだとスローに攻めづらい浅場をCOLLTE 45なら簡単にアプローチできます!浅場でのプラッキングゲームの強さを体験して欲しいです!
- TESTER
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加藤 宏崇 かとう ひろたか
秋田県在住。雄物川のリバーシーバスや秋田運河をメインに男鹿半島での磯マルやサーフゲームなどを得意とする。シーバスは年間250日以上釣行する現場主義のエキスパートだ。
まとめ
メッセージ
ユーザーのみなさまへメッセージを。
酉抜:巻くスピードさえ感覚をつかめれば、釣果アップにつながると思いますので上級者はもちろん、女性やお子様など初心者の方にもぜひ使っていただきたいです。個人的にも思い入れの強いルアーです!可愛くて頼りになるCOLLET 45を一人でも多くの方に手にとってもらえると嬉しいです!