今回公開となった動画がこちら。
【濱本国彦 密着!エンパシーテストvol.2 〜旧江戸川編〜】
旧江戸川で試したかったこと
EMPATHY 90フィールドテスト第二弾の舞台となったのは、東京湾奥のメジャーリバーである旧江戸川。
目の前には東京ディズニーランドと、ハイプレッシャーエリアでもある。しかし、河口域にはカキ瀬が至る所に点在し、そこで出来るヨレに着くベイトを捕食しに魚が寄ってくるため、シーバスはもちろん、チヌの一級ポイントとなっている。
濱本:旧江戸川は流れが速いと聞いていたので、デイゲームの速い流れの中で、少し巻いたり、流れに乗せたりということを含めて、動きが破綻せずにしっかりとしたアプローチが出来るのかを試してみたかったんです。
旧江戸川河口でのディープウェーディング、という初めてのチャレンジとなるが、干潮までの約2時間と限られた時間の中で濱本氏はEMPATHY 90を使ってどのような展開を見せるのか。
また、地元の人はバイブレーションを推奨するこのポイントでEMPATHY 90の実力を試すこととなる。
激流の中での使用感
濱本:(激流の中であっても)全く問題ありません。
むしろ緩い流れの中では感じられない、水を噛んでいる波動が激流の中では手元によく伝わってきます。
K-太 77 SUSPEND同様、EMPATHY 90もマグネット重心移動システムを搭載しているので、アクションをしてもバランスを崩すことがない。
すなわち、激流の中でトゥイッチやアクションを入れながらリトリーブしていてもウェイトの移動がないので、固定重心と同じ、安定したアクションからステイで流れに乗せてやることが出来るんです。
良型のチヌをキャッチ!
ダウン側の濱本氏が立っているラインの先にあるカキ瀬の頭にアプローチしていく。
旧江戸川の河口、初フィッシュとなる50cm程の立派なクロダイをキャッチしたが、時合いということもあり早々にリリースとなった。
アプローチ方法
濱本:左から右への流れを上手く利用して弧をギリギリ描けるくらいのリトリーブスピードで、アクションを入れながらカキ瀬のスリットに着いているシーバスにアプローチしています。
このとき、速くなりすぎないように巻きすぎないこと。そうすると、カキ瀬の近くの流れの変化があるところでコンタクトがあるんです。
若干流れが緩くなってきたが、先ほどのクロダイをキャッチしたコースと同じコースをトレースしていくとお次はシーバスがヒット!
バイブレーションでは不可能なカキ瀬の頭をかすめるくらいのシャローレンジをバシバシ巻いてスッと横流ししたところでのヒットとなった。
“巻きの釣り”ד止めの釣り”
8年ぶりに復活となる濱本氏お気に入りのイエローサンドを投入。この河川の濁りにチャート。まさにセオリー通りのカラーセレクトである。
先ほどと同じ、頭が出そうなくらいどシャローになっているカキ瀬の頭にアプローチしていく。
濱本:少し流れに乗せる→アクション→流れに乗せる→アクションと最初よりも抑えめにリズミカルに巻いているとバイトコンタクトが増えてきて、またしてもイメージ通りの魚をキャッチすることが出来ました。
今度はアップクロスに投げて、「パンパンパンパンッとアクションを入れる」→「アクションを止めてラインを回収しながら流れに乗せる」というのを繰り返していくとボコンッといいバイトが!
EMPATHY 90の“巻きの釣り”とK-太で培った“止め”を融合させた濱本さんらしい展開となった。
今回の実釣テストを振り返って
濱本:今回最終形態となったEMPATHY 90を様々なフィールドで“釣れるのか”を踏まえてテストしましたが、流れ・薄っすらとした濁り・ベイト・流心・カキ瀬というような色々なファクターの中で、バイブレーションの速い縦の釣りだと根掛かりなどのリスクもあったかもしれないけど、カキ瀬の頭(上)やエッジを攻めるのに“とにかくシャローに強いこと”を念頭において作ったEMPATHY 90が大活躍を見せてくるテストになりました。いい答えをもらえたかなと。
今年秋の発売に向けて色々なシャローの攻略を僕自身がまず楽しむ。そして、そのあと皆さんにシャロー攻略のアイテムの一つとして楽しんでいただきたいです!
今秋の発売まで約3ヶ月。次回はどんなのフィールドでEMPATHY 90の実力を試すのだろうか?今後を、乞うご期待ください!
- PRO STAFF
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濱本 国彦 はまもと くにひこ
香川県在住のシーバススペシャリスト。ランカーハント率も高く、その人望とフィッシングスタイルで多くのファンを持つ。ドリフトテクニックを得意とし、ラインテンションを巧みに操る釣りに定評がある。
関連動画はこちら
【濱本国彦 密着!エンパシーテストvol.1 〜利根川編〜】