夏にデイゲームが釣れる理由
夏は水がよく動く場所、水深がある場所が釣れる
シーバスのファイトも丸見えのデイゲーム。まずは夏にデイゲームが有効になってくる理由から。
安田:夏になると昼間の方が潮がよく動くので、それが夏にデイゲームが釣れる理由です。シーバスも人間と同じで、暑いときは涼しいところを好みます。それをフィールドで置き換えたときに、やはり流速のある、水が動いているエリア、水が動いているタイミングになります。あとは水深のある場所ですね。天候としては、雨が降ってくれるとより釣りやすくなります。その理由は、水温が下がることとベイトが上流部から落ちてくるから。濁りが出てルアーが見切られにくいという理由もありますね。釣れるのは、雨が降っている最中や雨が降った翌日。雨の水が川に流れ込んでいるタイミングですね。急激な大雨や、ゴミが川に大量に出てくるとNGです。
河川でのエリア選択の要点
深みや流れの変化のある場所で釣りをしよう
初めての場所など、フィールドのどこにエントリーしたらいいか迷いがち。具体的にはどんな場所を狙えばいい?
安田:シャローフラットが広がるエリアでも、その中に一箇所でも深くなっている部分がある場所。深いスリットや落ち込みなどです。潮位が下がるに連れて、そこにベイトが集まりやすいんです。あとは、瀬や岩盤など、流れの変化ができやすい場所です。水深の変化を探るには、潜行深度の異なるミノーを入れて、釣りをしながらここは深いとか、ここから浅くなっているといった情報を得ていくのがいいと思います。
SCHNEIDERの特徴
夏の鉄板SCHNEIDER、その釣れる理由は?
安田:SCHNEIDERは自分も開発に携わったルアーなのですが、一番こだわったのはスタンダードな使い心地。誰が投げてもちゃんと飛んでトラブルなく動いてくれる。そして、ふたつのアイを設けることで、2種類の波動を出すことができます。
2つのアイポジションで異なる波動で攻める
特にアイの位置にこだわりを持って開発したSCHNEIDER 18に関しては、アイの位置によってアクションの質を変えることが出来る。
【フロントアイ:ローリング主体アクション】
前のアイにつけると、メタルバイブの中ではロールが強いアクションになり、引抵抗が軽くなります。シャローエリアでボトムを擦らないように釣る、流速のある場所でダウンで釣る場合にはこのアイポジションですね
【リアアイ:ウォブリング主体のアクション】
後ろのアイだとウォブリングが強くなり、巻き抵抗が強くなって波動も強くなります。姿勢がやや立ち姿勢になるという特徴もあります。アピールを上げて広範囲を釣る、アップに投げる場合、あえてボトムノックをさせて巻いてくる場合はこちらのアイポジションになります。足場の高い場所やリフト&フォールもしやすいですね
ボトム感度を上げるアゴの鉄板部分
ボトムにコンタクトした時に感度を上げるために、アゴに鉄板部分を残してあります。ボトムコンタクトさせながら巻いてくると、ボディが禿げたり欠けたりということがあったのですが、それも防ぐこともできます。
SCHNEIDERのおすすめアクション
【高速巻き】
使い方は、着水後すぐに速巻き。これがもっともオーソドックスな使い方です。巻きスピードの目安は、ハンドルを1秒に2〜3回転するくらいです。これはフロントのアイの方がやりやすいですね。
【ボトムコンタクトさせながらのリトリーブ】
次におすすめなのが、シャローエリアのボトムを小突いてくる巻き方。今度は着水後ボトムまで沈めて速めに巻いてきます。ボトムのハゼなどを意識しているシーバスにアプローチするやり方ですね。これはリアのアイの方で使いましょう。
【深い場所ではカウントダウンで釣れるレンジを探す】
水深のある場所では、表層から中層、ボトム付近と、カウントダウンで泳がせる層を変えながら、シーバスが反応してくるレンジを探りましょう。これを、前後のアイで波動を変えてやるとより効果的ですよ。
SCHNEIDERのワンポイントテクニック
ロッドを一瞬寝かせてアクションを抜いてバイトチャンスを作る
ただ巻くだけじゃなく、そこに食わせのタイミングを与えるテクニックを紹介。
ただ巻きの途中で食わせのアクセントを加えたいときに有効なのが、ロッドを立てて巻いているときにスッとロッドを前に寝かす動作。こうすると、ラインテンションが抜けて泳ぎのアクションが一瞬弱くなってバイトチャンスになるんです。動いているものが止まるので、シルエットの変化にもなる。ルアーはバタバタというアクションが消えて、前に惰性で進んでいきます。ジャークやトゥイッチは動きを強くする動作ですが、これはその逆。スレているシーバスにも効きますよ。
ウェイトの使い分け
SCHNEIDERは3種類のウェイトをラインナップ
SCHNEIDERは13g・18g・28gの3種類があります。基本的には狙う水深で、浅ければ軽く、深ければ重くしてもらえればOK。13gはシルエットが小さいのでベイトが小さいシチュエーションにもマッチします。28gは港湾部の水深がある場所、より深い場所、より飛ばしたい場合に使いますね。18gはいろいろな場所でマッチしやすいちょうどいい重さになっていますよ。
SCHNEIDER 13
- 全長 55mm
- 重量 13g
- タイプ シンキング
- アクション バイブレーション
- フック #12
- リング #2
- 誕生日 2017/3/31
SCHNEIDER 18
- 全長 68mm
- 重量 18g
- タイプ シンキング
- アクション バイブレーション
- フック #8
- リング #3
- 誕生日 2018/4
SCHNEIDER 28
- 全長 73mm
- 重量 28g
- タイプ シンキング
- アクション バイブレーション
- フック #6
- リング #3
- 誕生日 2016/5/31
誰が使ってもよく釣れる夏の定番、SCHNEIDER
このルアーは、僕が実際に市場にあるいろいろな鉄板バイブを使ってみて、そんなリサーチの結果を反映させたルアーです。絡まない・飛ぶ・巻きやすいという、使いやすいモデルになっていますので、この夏ぜひ使って見てくださいね!
- TESTER
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安田 ヒロキ やすだ ひろき
関東エリアをホームに釣りを楽しむシーバスエキスパート。河川でのウェーディングゲームを得意とする。メバルなどのライトゲームにも足繁く通う。年齢は28歳、現在注目の若手アングラー。
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