FOCUS onkoume 60&koume 60 heavy
極小ベイトフィッシュに効果的なのは、小型バイブレーション。使用するのは、koume 60とkoume 60 heavyの2つ。このパターンに合わせた“サイズ”が第一条件で、あとは水深や流速などで重量を使い分けていく。
koume 60
- 全長 60mm
- 重量 11g
- タイプ シンキング
- レンジ 60〜120cm
- アクション バイブレーション
- フック #10
- リング #2
- 誕生日 2011/1/25
koume 60 heavy
- 全長 60mm
- 重量 17g
- タイプ シンキング
- レンジ 50〜150cm
- アクション バイブレーション
- フック #10
- リング #2
- 誕生日 2015/3/25
シチュエーション/初春のマイクロベイトパターン概要
3〜4月は極小サイズの小魚がメインベイト
1〜2月の厳寒期は小魚などのベイトフィッシュは少なく、アミなどがメインベイト。こちらもマイクロベイトではありますが、初春の3〜4月になると水温と気温が徐々に上昇。そうなるとベイトフィッシュがシャローへ入り始めます。
ただ、サイズはまだ小さくて1〜3cmくらいのものが多く、ハク(ボラの幼魚)、稚アユ、イワシの幼魚などだったりします。この中でもハクは海水域、汽水域、淡水域まで幅広く生息していますので、陸っぱりアングラーにとって最もポピュラーなベイトといえます。そこで、このハクを中心にパターン解説をしていきたいと思います。
ポイント/河口域の潮目を狙う
遊泳力が弱いのでシャローエリアの緩い流れに群れが溜まる
この時期のハクは小さいため遊泳力も弱い状態です。海から川へ遡上し始めていますが、まだガンガンに流れが効いた川の本流へ入っていかず、河口部周辺に群れでいたりします。
特に多いのは、流れが緩めな河口から1〜2本目の橋くらいまで。さらに流れが緩い岸近くのシャローなどに溜まっています。そんな河口域のハクが群れで居やすいポイントが潮目などになります。
基本的に、潮目はブレイクなどの地形変化に出たりします。流れの変化と地形の変化周辺にハクが群れやすく、シーバスも捕食しやすい状態になっています。ここまでデイゲームを中心に話をしていますが、ナイトゲームの場合は港湾部の常夜灯や、川なら水門周りなどがポイントになってきます。
アプローチ&釣り方/スローに潮目を引いて攻略
ボイルしているようならトップを引いたりしますが、ハクの群れが水面近くにいてもシーバスは下にいる事が多いので、中層引きがメインとなります。
そして潮目のできているようなブレイクラインがポイントになりますので、そのラインをなるべく引く。これが攻略のキモになります。
まずは潮目に対してアップクロスで引いていきます。基本はスローただ巻きになりますが、流れが効いていればドリフトさせてもOK。
とにかくなめるように潮目を引いてくるようにします。そして反応がなければリフト&フォール。さらにアタリがなければボトム近くまで落とします。
厳寒期ではありませんが、まだ水温は低いので低活性のシーバスも多く、根掛かりに気をつけながらボトムも攻めていきます。また、アップでダメならダウンクロスで潮目を引いていきます。
重さ別の使い分け/水深、流速、巻きスピードで変える
浅い&緩い流れならkoume 60
深め&速い流れならkoume 60 heavy
陸っぱりで狙える河川は、河口域でも水深1〜3mくらいがほとんどだと思います。2mくらいまではkoume 60だけで対応できますが、満潮付近で水深が深くなっていたりすればkoume 60 heavyを使っています。
また、流れが緩ければkoume 60、速い流れの時はkoume 60 heavyにするなど、流速でも使い分けています。スロー引きならkoume 60、速巻きならkoume 60 heavyといったように巻きスピードでも変えていますが、まだ水温は低めなのでシーバスの活性も低めの場合が多く、スロー引きがメインなのでkoume 60の方が使用率は高くなります。
マル秘テク/一気にシャクってリアクションで食わす
低活性のシーバスには強リアクションで口を使わせる
デイゲームでの河口周りの釣りになりますので、ナイトゲームよりも釣りやすくライバルも少なめ。でも、シーバスの活性が低めの場合もありますので、反応がなければ強めのリアクションが効果的です。
まず、カーブフォールでボトムまで着底させます。この時、根掛かりもが心配ですので、よくラインを見ておきます。
フワっとラインがたるんだ時が着底の合図なので、その瞬間ロッドを思いっきり跳ね上げます。このときブルブルブルッ!という強いバイブレーションを発生して、このリフト時にアタリが来ます。
シャクリの幅は、ロッド位置が水平から真上の90度まで上がるようにしています。まるでエギングのような強いシャクリになりますが、この強いリアクションで低活性のシーバスに口を使わせる事ができるんです。もし反応がない場合があれば、最後にこのシャクリ上げリフト&フォールを試してみてください。
- TESTER
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川上 靖雄 かわかみ やすお
メインフィールドは房総半島全域で、茨城、涸沼、伊豆半島へも釣行。シーバスは干潟や河川でのウェーディングで大型を獲っていくスタイル。他にもロックショアの青物やヒラスズキを狙っている。
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