kosuke 130F 開発STORY。

高い遠投性能と釣果に結びつくロールアクションを武器に各エリアで実績を残しているkosukeシリーズに、130mmモデルが登場。kosuke 130Fへのこだわりや特徴、130mmサイズの優位性とは。ima開発部の篠塚氏に解説していただきます!

 

kosukeシリーズのコンセプト
表層と中層の中間レンジを泳ぐ、
高い遠投性能と魅惑のロールアクションを持つルアー。

▶︎ 110mmサイズから始まったkosukeシリーズですが、まずはkosukeシリーズのコンセプトを教えていただけますか?

ima開発部 篠塚氏(以下篠塚):imaの代表的なルアーにkomomoシリーズとsasukeシリーズがあります。「komomo」は20〜30cmレンジ、「sasuke」は80〜100cmを攻略するのに適したルアーです。それぞれimaのフラッグシップモデルとして定番となっているのですが、さらにその中間のレンジを泳ぐモデルが欲しいという要望があり開発がスタートしました。潜行深度は50〜60cm。110mmというサイズ感がちょうど使いやすかったので、最初にkosuke 110Fをリリースしました。




▶︎ kosukeはどのようなアクションに設定したのでしょうか?

篠塚:アクションはロール主体です。ロールとウォブリングの割合は9対1くらいですね。ロールが好きというアングラーも多いので、いろいろな方に評価をもらいました。ここまでロールに特化したルアーはなかなかないので、こういうアクションを待っていたという声も多かったです。釣果的にもよく釣れるルアーになっていると思いますよ。

 


kosukeシリーズの武器のひとつ、飛距離
前方に突き出したリップが空気抵抗を減らして
安定した飛距離を実現。

▶︎ kosukeと言えば、圧倒的な飛距離も大きな特徴ですよね。

篠塚:はい、とてもよく飛んでくれます。ボディ形状とリップのつけ方が、この飛距離を生み出しています。一般的なミノーのようにリップをヘッドの下につけるのではなく、ヘッドの前方にフットボール型のリップをつけることによって、キャスト中の空気抵抗を減らしています。
それでいて、水中でもしっかり水を掴んでくれて、しっかりとレンジを入れてアクションも出ると。水噛みがいいので、潮流の変化も掴みやすくなっています。

 

 

kosukeの新たなオールラウンドモデル、kosuke 130F
4サイズのバリエーションになって攻略の幅が広がった。

▶︎ kosuke 110Fの次にサイズダウンのkosuke 85Fが登場し、その後に大型モデルのkosuke 170Fがリリースされました。

篠塚:kosuke 110Fが出たときからサイズ違いの要望がありましたね。
kosuke 85Fは春のシーズンの小型のベイトフィッシュに特化したサイズダウンモデル。春から初夏のイナッコのサイズに合わせて作りました。kosuke 170Fはコノシロ、落ち鮎、大きいボラといった大型のベイトフィッシュパターンに特化したモデルです。九州エリア、日本海側のハタハタパターンにもマッチするモデルですね。秋から冬の時期に使ってもらえたらと思います。

 

▶︎ そして、新たに追加されるのがkosuke 130F。

篠塚:kosue 110Fよりも、やや大きめのモデルもあったらいいよねという要望もあり、このサイズの開発が決まりました。kosuke 110Fは磯場でもよく釣れるのですが、磯場の荒れた場面ではアピール力が小さいという意見もありました。130mmのボディは、大型河川だけでなく、磯場、サーフといった外洋エリアではオーソドックスなサイズ感でもあります。オープンエリアのオールラウンダーとして活躍してくれると思いますよ。

 

 

 

 

kosuke 130Fの強み
サイズアップしたことで強度面もパワーアップ。

▶︎130mmサイズを作るにあたり、どのような点にこだわったのでしょうか?

篠塚:まずは強度面。磯場での強度的な不安をなくすために、内部構造を強化。エイトカンのワイヤー強度を上げて、1mmから1.3mmにアップしています。kosuke 110Fでは攻略できないシチュエーションをカバーでき、ランカーが掛かっても安心の仕様になっています。アクションはロール主体を継承、レンジはkosuke 110Fよりも少しだけ入ります。プラス10cmくらい。磯場ではこのレンジが使いやすいですね。

 

 

▶︎ kosuke 130Fはどのような状況で使ったらいいのでしょうか?

篠塚:風が吹いている場合でもしっかり飛んでくれるので、荒れた状況でも使いやすいですよ。逆風、強風下でもしっかり狙った遠くのピンに入れることができます。130mmはオールマイティなサイズですし、この重さで飛距離が出るので、いろいろな場所で出しどころがあると思います。千葉の養老川でテストをしていてテスターの川上さんがいいサイズを出してくれたり、ヒラスズキでも高釣果が上がっています。プロスタッフの大野ゆうきさんは、70cmクラスのヒラメも釣ったりしていましたね。いろいろなエリアで釣果が出ていますよ。

ima プロスタッフの大野ゆうきさんが釣り上げた70cmオーバーのヒラメ。

 

 

最後に
アピール力のあるサイズ感で絶妙なレンジを攻略するkosuke 130F。

▶︎ これからこのルアーを手にするユーザーのみなさんにメッセージをお願いします。

篠塚:発売は9月10日。130mmボディは、秋をメインに長いシーズン使えると思います。レンジを刻む場合に、komomo、kosuke、sasukeとローテーションしていくのが基本的な使い方ですね。表層から下げていったり、アクションの差やサイズ感の違いで、使い分けていってもらえたらと思います。
また、飛距離で言えばkosukeシリーズでも最強。Mクラス以上くらいのロッドを使ってもらえば、飛距離を稼げると思いますよ。いろいろな場所、いろいろなシーズンにぜひ使ってみてください。

 

 

 

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