【1】kosukeシリーズの強み
水掴みのよさが水中のインフォメーションを伝えてくれる
IMAG編集部(以下編集部):加藤さんの思う、kosukeシリーズの強みはどんなところでしょう?
加藤:kosukeシリーズの特徴は、リップが楕円形になっていて水掴みがよく、巻いたときに得られる情報量が多いところです。ここは潮が弱いなぁとか、水流の変化を捉えることができるんですよね。スイムレンジは20〜80cmくらいを泳ぐシャローランナー、タイプはフローティング。レンジ的にも、アクション的にも、ほかのimaルアーとはかぶるところがないので、とても重宝しています。
【2】アクションはロール主体のナチュラル系
ウォブリングのミノーと、ロールのシンペンの中間的なアピール
編集部:kosuke 170Fのアクション的にはどういう印象でしょうか?
加藤:リップでしっかり水を掴んでアクションしつつ、動きはロール主体で、アピールがナチュラル。ウォブリングのミノーと、ロールのシンペンの中間的なアピール力のルアーですね。弱く巻けば、アピールを強めないことでスイッチの入りにくい魚に見せていける。速めに巻けば、多少ウォブリングも入りますよ。弱い動きと強い動きの両方で見せていけるルアーだと思います。
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【3】kosuke 170Fは落ちアユ、ハタハタパターンに最適
秋の荒食いシーズンには欠かせないモデル
編集部:kosuke 170Fは、加藤さんの釣りではどのような活躍をしていますか?
加藤:新潟でのハタハタパターン、そして秋の落ちアユパターンではいい仕事をしてくれました。やはり大きめのベイトを捕食している状況、秋の荒食いではとても有効ですね。
これまで、シーバス用としてここまで大きなルアーはimaにはありませんでしたから、今期の秋冬にかけて、落ちアユ、そしてハタハタへとベイトが移行していくなかで、このルアーは重要になってきます。
【4】kosuke 170Fの基本的アクション
落ちアユはドリフト、ハタハタはスローリトリーブで
編集部:加藤さんが得意とする秋の落ちアユパターンとハタハタパターン。このふたつのパターンはルアーアクションも異なってくるのでしょうか?
加藤:はい。落ちアユパターンではアップクロスで流しながらの、シルエットで食わせる釣りですね。キャストして着水したら、ウェイトボールを前に戻す意味で少しアクション入れてあげてから、あとはラインスラックを回収する感じで流し込んでいく。流しながら狙ったピンに送り込ませると、ドンッとバイトが出ますよ。
ハタハタパターンでは、オーソドックスなただ巻き。ミディアムスローからミディアムくらいのリトリーブ速度が中心ですね。
【5】ルアーアクションに変化を加えるワンポイント
フックを大きくすることでさらにアクションを抑える
編集部:kosuke 170Fに少し手を加えて使うこともあるとか。
加藤:チューニングというほどではないですが、kosuke 170Fは3番のフックがついているのですが、自分は2番に替えて使うこともあります。フックを大きくすることで、フックの重みがプラスされて、さらにアクションが抑えられるんです。
自分が使うパターンでは、kosuke 170Fはゆっくり巻いたり、漂わす釣りが多いので動きをおとなしくさせる意味合いですね。流れが速い状況や、少し速く巻きたい場合でも動きが暴れにくくなるのでいいですよ。それに、ランカーが掛かっても安心という面もあります。
【6】まとめ
東北エリアの名物パターンであるハタハタパターンをフューチャー
加藤:ハタハタパターンの爆発力はすごくて、ハマる日は同行者と二人でグッドサイズばかり50尾キャッチという日もあります。そんなハタハタパターンにkosuke 170Fはぴったりなんで、シーズンが本格化する頃にまた詳しく解説いたしますね!
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加藤 宏崇 かとう ひろたか
秋田県雄物川をホームフィールドとし、リバーシーバスをメインにサーフや磯マルにおいてもその腕は超一流。シーバスは年間釣行250日を越す現場主義者で、そのフィールド把握能力には定評がある。
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