Do You Know? vol.6 〜meba CALM - 山田秀樹 編〜

imaルアーを毎月詳細に解説していく「Do You Know? 〜どーゆーの? このルアー?〜」。どういったルアーなのか、どう使うのか、サイズ&タイプ別の扱い方もマニュアル化。第6回目は、春のメバル狙いに最適なmeba CALMをテスターの山田秀樹さんが解説!

上:meba CALM/チェリーブロッサム 中:meba CALM/ワレカラ 下:meba CALM/PHクリアー

FOCUS onmeba CALM

わずか4.8gながら圧巻の飛距離と表層のレンジキープ力、フォール姿勢とアクションで大型メバルの実績が高いシンキングペンシル。シャローに入ってくる大型メバルを狙う釣りでは広く探るために欠かせないアイテムだ。流れの変化、潮目、淀み等、ここぞというスポットでリフト&フォールでターゲットに口を使わせることが可能に。今回はそんなmeba CALMにクローズアップ!

meba CALM

  • 全長 60mm
  • 重量 4.8g
  • タイプ シンキング
  • レンジ 10〜30cm
  • アクション ウォブンロール
  • フック #14
  • リング #1
  • 誕生日 2009/12/21

[1]Do You Know?meba CALM?

遠投力に優れたナチュラルアクションのメバル用シンペン

メバル用のルアーはいろいろありますが、meba CALMはシンキングペンシル(以下、シンペン)。他のフローティングミノーやトップに比べて重量がありますから、飛距離に優れています。
特にmeba CALMは60mmサイズにしては他のシンペンより重めの設定なので、直進性が良くて良く飛びます。

自分が良く行くポイントは、島と島の間に掛かる橋などが多いんですが、遠くでボイルしている事があります。そんな遠くのボイルも楽々と撃てる飛距離が出るので、出番が多くなってきます。
アクション的には水面直下をヨタヨタヨタ…と動く感じですが、メバルはあまりブリブリ…と強いウォブルでは警戒心が強いためか反応が悪い時があります。そんな時でもmeba CALMはナチュラルに誘ってバイトを誘発してくれるんです。

[2]どーゆーの?meba CALM?

シーズン

3〜6月、春の小魚食いメバルに最適!

3月頃からナミノハナやイワシの子、サッパの稚魚などの小魚がメバルのベイトになってきます。
フォルム的にもmeba CALMはスリムボディなどでマッチしていますから、反応はすごく良いですね。カラー的にもキラキラとしたものやクリア系が良くなってきます。

メバルの釣果的に安定してくるのは4月に入ってからですが、梅雨の6月くらいまではmeba CALMで良く釣れるシーズンだと思います。

シチュエーション

夜の橋脚明暗や日中の磯

自分がよく行っているのは、夜の橋脚明暗ですね。メバルは暗い側にいて明暗の境い目の明るい部分を通るベイトなどを食っています。
他には橋脚などのストラクチャーで起こる反転流、または潮目などに付いています。

また、日中にメバルを狙う事もありますが、釣りをする場所は変わって磯になります。磯でも狙う場所は似たようなもので、反転流や潮目はもちろん、足元の磯際や海藻の上、シモリの際や人工物があればその際などを狙っていきます。
若干、波っ気があってもmeba CALMは重量があるので、ちょっと沈めてから引いてくるなど他のルアーよりも対応力があるので扱いやすいんです。

[3]使い方

橋脚明暗

流れに乗せつつ明暗の境い目でターン!

自分がよくする使い方は、meba CALMを明暗の明るい方へキャスト。暗い側へ流れに乗せながらスローにただ巻き。境い目ギリギリあたりでターンさせて手元まで引いてきます。このターン時にバイトする事が多いですね。

条件としては暗い側へ潮が流れている方が食わせやすくなってきます。
また、なるべくバイトを増やすため、ターンする場所を橋脚やストラクチャー、潮目や反転流などを絡めてやると可能性はアップすると思います。

磯デイゲーム

足元の磯際やかけ上がりの際を下から上へトレース

磯のデイゲームでは、海藻の際や上を引いてきたり、シモリやストラクチャーの際をゆっくりとただ巻きで引いてきますが、実は足元の磯際などが良かったりします。

特にドン深の磯で効果的なのが、一旦カウントダウンで沈めてから上へ引いてくる。かけ上がっている際の部分をトレースするように引くとさらに効果的ですが、これはメバルが上から下へ沈むものより、下から上へ上がっていくものに反応しやすいからなんです。

ただ、磯では根掛かりも心配なので、5〜10秒目安でカウントダウンさせてからゆっくりと巻いていって、下から上げていく感じで誘っていきます。

[4]ナイトゲームのキモ

明るい月夜よりも暗い新月が有利!

自分はこんな感じで釣りをしています。

他にもmeba CALMをドリフトで流し込んで使ったりする方もいますが、自分はただ巻きメイン。難しい使い方は他の方に任せています!

それより自分的に気をつけているのは、ナイトゲームでの月だったりします。
満月などの月夜は、周囲が明るくてせっかく出来た橋脚の明暗部の境い目がボヤけてしまいメバルも広く散ってしまいます。そのため、新月など月明かりがない方が明暗部くっきり。メバルもその明暗の境い目に集約してきますので、より釣りやすくなってくるんです。
時合いも大事ですが、ナイトゲームでは月明かりに要注意ですよ!

TESTER

山田 秀樹 やまだ ひでき

熊本県在住。九州ではビッグヘッドの愛称で知られ、磯のヒラスズキゲームやクロダイゲームを得意とし、メバル釣りにも詳しい。釣具店勤務で常に現場のフレッシュな情報を提供している。この時期は天草に掛かる各橋や磯でメバルを追い求めている。

 

公式商品ページ

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