- TESTER
-
川本 斗既 かわもと ほしき
島根県在住。ホームである江の川や高津川のリバーゲームを得意とする。中海など山陰方面はもちろん、広島市内の河川にも詳しい。2015年に99cmのランカーをキャッチしており、次こそはメーターシーバス! と日々釣りを重ねている。
FOCUS onkomomo SF-145& komomo SF-145 counter
超シャローレンジを攻略できる、沖のランカー用ビッグサイズルアーがコンセプト。ボリュームはUPしているが、絞り込んだボディシルエットによって見切りに対応。komomo SF-145 counterは河川など流れの中でも暴れないスイム性能を実現している。
komomo SF-145
- 全長 145mm
- 重量 26g
- タイプ フローティング
- レンジ 20~50cm
- アクション ローリング+ウォブリング
- フック #3
- リング #4
- 誕生日 2013/11/10
komomo SF-145 counter
- 全長 145mm
- 重量 30g
- タイプ フローティング
- レンジ 30~60cm
- アクション ローリング+ウォブリング
- フック #3
- リング #4
- 誕生日 2015/2/25
[1]Do You Know?komomo SF-145?
ビッグベイトパターンで効果絶大!
komomo SF-125のビッグサイズ版という位置付けですが、狙っているシーバスのサイズや釣り方はまったく異なっていて、秋から初冬にかけてベイトが大型化し、それを食っているランカーパターンを獲るためのルアー。私はそう考えて使っています。全国的にメジャーとなっている落ちアユパターンやコノシロパターンで良く使います。また、場所によっては大型化したボラ、大型サヨリ、ウグイなど地域差はありますが、そういったビッグベイトフィッシュを食っているシーバスをターゲットにしています。
[2]どーゆーの?コモモ SF-145?
大きいサイズでシャローレンジを攻略可能!
秋の大型ベイトフィッシュパターンでは、シーバスは産卵前のいわゆる荒食い状態。より体力を蓄えようと大きいルアーに反応するシチュエーションが多くなります。そこでボリューム感あるkomomo SF-145が活躍するんですが、私は落ちアユとコノシロをメインにしている事から河川で使う場合が多いんです。このパターンは食い気のあるシーバス相手なので、瀬などのシャローレンジがメイン。その細かいレンジの差を引いたり、ドリフトで誘っていけるビッグルアーなんです。
[3]シチュエーション&使い方?
落ちアユ&コノシロパターンで使い分け!
全国的に多い秋のビッグベイトフィッシュ2大パターンとなる、落ちアユとコノシロは使い方も変わってきます。それぞれkomomo SF-145をどう使っていくか、2つに分けて詳解していきます。
落ちアユパターン
落ちアユというと、産卵後に弱った個体をシーバスが待ち構えて食っている。そんなイメージの人が多いと思います。でも、時期によってアユの状態も様々なんです。大体、水温18℃前後になるとアユは瀬に集まりだして産卵が始まります。満月などの大潮周りで産卵が多いなんて言われていますが、一番盛んなのは水温16〜18℃。15℃くらいになると終わり始める感じです。そして、産卵前と産卵後のアユは混在していたりしますから、それに合わせてシーバスも居る場所や食い方も変わってきます。あと、産卵後でも1週間くらいは元気に泳いでいたりします。釣り方もそれに合わせて変えることが大事で、大きく分けると3シーズンで調整していくと良いと思います。
シーズン初期(目安:9月中旬〜10月上旬)
まだ産卵前のアユが多いので、ガンガン流れているシャローの瀬がポイントになります。そこで、ドリフトよりも巻いて引いてくるリトリーブの釣りがメイン。瀬へキャストしてもすぐ通過してしまうので、ダウンからのデッドスローリトリーブ。これで瀬の周囲を探っていきます。
シーズン中期(目安:10月中旬〜10月下旬)
産卵前と産卵後のアユが混在している事が多い。そのため瀬などのシャローレンジも探りつつ、弱ったアユを捕食する流れのヨレや淵などの深くなっている部分、どちらも探っていきます。瀬ならダウンからのデッドスローリトリーブ。流れのヨレの部分は、流していくドリフトの釣りになりますが、まだ瀬周りにシーバスがいる場合があります。そのため、単にドリフトをするのではなく、クロスでキャストしてから、チョンチョンとロッドを軽くあおってkomomo SF-145をスーッと流し込みます。徐々にダウンに流れていくのでシーバスも食いやすくなるんです。これをダウンドリフトと呼んでいます。
シーズン後期(目安:10月中下旬〜11月中旬以降)
シーズン的には中期とかぶる事が多いんですが、あきらかにアユが落ちている状態のパターンです。シーバスも流れが速い瀬では落ちてくるアユを捕食しにくいので、流れがゆるくなっているヨレ、カーブしたアウトサイドや消波ブロックが設置してあるような比較的水深がある場所で待ち構えています。いわゆるイメージ通りの落ちアユパターンになります。メインはリトリーブではなく、ドリフト。狙う流れのヨレなどへ流していく釣りになりますが、ポイントによってはダウンドリフトも有効になります。
コノシロパターン
コノシロは5〜6月頃には10cmくらいの大きさですが、10月頃には川の中流域に入って大きくなったものは、20cmを超える個体も多くなってきます。しかし、11月頃になると川の中の群れも河口域へ下り、さらに海側からは30cm前後の大型コノシロが入ってきて、河口部はコノシロ密度が一気に濃くなります。この大型でハイカロリーのベイトが大量に群れを成している状態は、シーバスにとっても食べやすいご馳走パターン。他のルアーもフォローで入れたりしますが、詳しくは前回のベイトパターンで紹介していますのでそちらをチェックしてみてください。釣り方を簡単におさらいしますと、ミオ筋で出来る潮目や障害物で発生するヨレに溜まっているコノシロの群れを狙います。コノシロの群れが小さい場合はその群れの脇や終端にkomomo SF-145を群れから外れた個体を演出するように通し、目立たせて食わせていきます。もし、群れが大きすぎて目立たない場合は、真ん中へ入れていってコノシロを散らせます。そこでkomomo SF-145をピタっと止めると嫌でもシーバスの目に留まりますから、ある意味力技ではありますが、口を使わせるテクニックの1つとして有効です。
[4]counterバージョンとの使い分け
落ちアユでもコノシロでも川の中で使いますので、流芯付近だったり流れの速い瀬で使う場合でリトリーブさせると、komomo SF-145はしっかり水をつかんでウォブリングしますので動きがバタつき始めたりします。そんな場合でも抑えめの動きのkomomo SF-145 counterなら同じポイントでリトリーブ可能。また、アクション自体も控えめなので活性が低い場合にも効果があります。さらにレンジも若干ですが下を通せますので、あと1枚下を通したい時に使ったりします。
[5]まとめ&落ちアユパターンでのおすすめカラー
秋の2大ビッグベイトパターンに効果的で、シャローレンジを引けるビッグサイズ。さらに飛距離も稼げるkomomo SF-145は必然的に私のメインルアーになってきます。特にハマったのが、落ちアユパターンでのチャートバックパール。瀬の付近をダウンドリフトで使っていたんですが、3時間ほどでMAX88cm、ランカーサイズを含め12本キャッチ。他のカラーではほとんど反応なかったのにチャートバックパールばかり釣れました。落ち鮎パターンではよくあるのですが、死んで流れる鮎やメスの鮎は白っぽいのでパール系がハマる事が多いです。実際、一緒に釣りをしていた知人はホロカラーを使っていましたが、その5倍近くでしょうか?バイトに差が出ました(笑)落ち鮎パターンの際には是非試してみて下さい!!
公式商品ページ
- 掲載のアイテムをネットで購入!
- komomo SF-145
- komomo SF-145 counter