●飛距離を伸ばすために重要なこと。
【コラム】こんなキャストは飛距離が出にくい。
●正しいキャストをしよう!
- Lesson①「竿の軌道を考える」
- Lesson②「身体の使い方を考える」
●まとめ。
- 辺見プロからのメッセージ。
飛距離を伸ばすために重要なこと。“遠くまで飛ばしたい!”そんな想いからつい力んでしまったり、しっかりと竿のしなりを使えていない方も多いかもしれませんが、実は飛距離を伸ばすためには「竿の使い方」と「身体の使い方」が重要なのです。正しいキャスト方法で、力をしっかりと竿に伝達できれば、ルアーの飛行姿勢が安定し飛距離アップへと繋がります!
こんなキャストは飛距離が出にくい。❶ロッドにねじれが生じている(ガイドの向きが不揃い)。
❷腕の力だけで投げていて、身体全体のエネルギーがルアーに伝わっていない。
◼︎Lesson①「竿の軌道を考える」
キャストの基本は竿の反発力を活かすこと。ただ力任せに投げてもルアーは遠くに飛んでくれません。その反発力を最大限に引き出すには、竿の軸がブレないように直線的にターンさせることが重要です。直線的なしなりは高い反発力を生み出します。この竿の反発をうまく利用して飛距離アップに繋げましょう。
●竿の軌道をイメージしよう。
真っ直ぐに竿先で円を描くようなイメージでキャストします。慣れないうちは、キャスト毎に軌道を確認しながら投げると感覚を掴みやすいです。
※斜め45度にキャストするのが辺見プロ流ですが、角度は変わっても竿軸は横に曲がりません。常に真っ直ぐな竿の軌道を意識します。
◼︎Lesson②「身体の使い方を考える」
飛距離を出すためには、身体の使い方がとても重要なポイントとなります。
「捻転差※」を利用して下半身の溜めた力を上半身へ伝達させます。捻転差から生まれる反発力は、重いものを動かす力として使われることが多いですが、シーバスタックルのような軽いものを投げる場合においては、ルアーの初速を上げるための加速力として利用します。
※「捻転差」とは上半身と下半身の捻じれの差のことをいいます。スイングパワーが求められるゴルフや野球などでよく使われる言葉です。
まとめ。
ここまでお伝えしたように、飛距離を出したいときは「ロッドの反発力」と「身体の捻転差」をうまく利用して、ルアーにきちんとエネルギーを伝えてあげましょう!最後に、辺見プロからメッセージをいただきました!
◼︎辺見プロからのメッセージ。今回はロングキャストについてお伝えしてきましたが、「キャスティング」とはひと言では語りつくせないほど奥深い分野の話です。
今回は、竿の反発を効率よく使う方法と、竿の反発を導く体の動きを説明してきました。「竿」と「身体」を効率よく使うことは、飛距離に大きく差が出ます。また、この二つをうまく使うことで、自分の身体能力以上の飛距離を出すこともできるのです。誰よりも遥か遠くのポイントに飛ばせることで、バイトチャンスは広がり、魚に出会える確率は格段に上がります。
ぜひ、皆さんもロングキャストに挑戦してみてください!