辺見プロのキャスト講座。

「ルアーをもっと遠くへ飛ばしたい!」釣り人なら誰しも一度は考えたことがあるはず。今回はimaプロスタッフの辺見哲也さんからキャストの極意を教わります。正しいキャストを学んで、魚に出会うチャンスをさらに増やそう!

 

目次
飛距離を伸ばすために重要なこと。
コラムこんなキャストは飛距離が出にくい。
正しいキャストをしよう!
 - Lesson①「竿の軌道を考える」
 - Lesson②「身体の使い方を考える」
まとめ。
- 辺見プロからのメッセージ。




 

飛距離を伸ばすために重要なこと。“遠くまで飛ばしたい!”そんな想いからつい力んでしまったり、しっかりと竿のしなりを使えていない方も多いかもしれませんが、実は飛距離を伸ばすためには「竿の使い方」と「身体の使い方」が重要なのです。正しいキャスト方法で、力をしっかりと竿に伝達できれば、ルアーの飛行姿勢が安定し飛距離アップへと繋がります!


\確認してみよう!/
こんなキャストは飛距離が出にくい。
ロッドにねじれが生じている(ガイドの向きが不揃い)。
❷腕の力だけで投げていて、身体全体のエネルギーがルアーに伝わっていない




 

正しいキャストをしよ

 

◼︎Lesson①「竿の軌道を考える」

キャストの基本は竿の反発力を活かすこと。ただ力任せに投げてもルアーは遠くに飛んでくれません。その反発力を最大限に引き出すには、竿の軸がブレないように直線的にターンさせることが重要です。直線的なしなりは高い反発力を生み出します。この竿の反発をうまく利用して飛距離アップに繋げましょう。

ガイドが一定の方向を向いている直線的なしなりは強い反発力を生むキャストです。

 

ロッドにねじれが生じると反発力が分散してしまいます。

 

 

竿の軌道をイメージしよう。
真っ直ぐに竿先で円を描くようなイメージでキャストします。慣れないうちは、キャスト毎に軌道を確認しながら投げると感覚を掴みやすいです。

※斜め45度にキャストするのが辺見プロ流ですが、角度は変わっても竿軸は横に曲がりません常に真っ直ぐな竿の軌道を意識します。

 

 

◼︎Lesson②「身体の使い方を考える」

飛距離を出すためには、身体の使い方がとても重要なポイントとなります。
捻転差」を利用して下半身の溜めた力を上半身へ伝達させます。
捻転差から生まれる反発力は、重いものを動かす力として使われることが多いですが、シーバスタックルのような軽いものを投げる場合においては、ルアーの初速を上げるための加速力として利用します。
※「捻転差」とは上半身と下半身の捻じれの差のことをいいます。スイングパワーが求められるゴルフや野球などでよく使われる言葉です。





 

まとめ。 

ここまでお伝えしたように、飛距離を出したいときは「ロッドの反発力」と「身体の捻転差」をうまく利用して、ルアーにきちんとエネルギーを伝えてあげましょう!最後に、辺見プロからメッセージをいただきました!

 

◼︎辺見プロからのメッセージ。今回はロングキャストについてお伝えしてきましたが、「キャスティング」とはひと言では語りつくせないほど奥深い分野の話です。
今回は、竿の反発を効率よく使う方法と、竿の反発を導く体の動きを説明してきました。「竿」と「身体」を効率よく使うことは、飛距離に大きく差が出ます。また、この二つをうまく使うことで、自分の身体能力以上の飛距離を出すこともできるのです。誰よりも遥か遠くのポイントに飛ばせることで、バイトチャンスは広がり、魚に出会える確率は格段に上がります。
ぜひ、皆さんもロングキャストに挑戦してみてください!

 

 

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