【メバル8耐チャンレジ】茨城ラウンド 大野ゆうき 編 密着ダイジェスト

8時間という限られた時間内に、プラグだけでメバルを狙う『メバル8耐チャレンジ』。7名中6名が挑戦し、既に目標の10mはクリア。トータル10m98cmというスコアを受け継いで挑戦するのは、鈴木斉さんの予定だったのだが…急遽、大野ゆうきさんが参戦!?消化試合の様相を呈した最終回だったが、あらゆる意味で規格外となった最終ラウンド。果たして10mを死守できるか否や!?

 

7thアングラーは代打として急遽参戦した大野さん

PRO STAFF

大野 ゆうき おおの ゆうき

東京湾奥をホームに年間1トンを越すシーバス水揚げ量を誇るソルト界屈指のアングラー。レンジ、アクション、スピードの3つの要素を軸にルアーローテを展開。マッチザベイトに頼らず、いかにして口を使わせるかといった釣果を叩き出す。メバルに関しては専門外と公言するが、伊豆の磯ではヒラスズキ狙いで32cm前後の尺メバルを釣った実績もある。

 

時刻 17:30

スタッフ:今回はメバルの取材ですが…状況は理解していますか?

大野:え?…は?鈴木さんにここへ来るように言われていたんですが…釣りの撮影でしょう?シーバスですよね?

まったく今回の企画を理解していない大野さん。それもそのはず、当初予定していたアングラーは鈴木斉さん。その鈴木さんから(ほぼ何も聞かされずに)依頼を受けた大野さんが、ここへ来たのだが…。

大野:メバル? 茨城で? そもそもメバルは最近釣りをしたこともないんですが。

混乱の極みへ到達したかのような大野さん。

大野:まあ、やってみますか。どうにかなるでしょう。

ずいぶんとあっさりOKが出た。

大野:あ、でもシーバスタックルしか積んでいないけど。

スタッフ:そこは用意していますので大丈夫です!

初っ端から波乱の予想しかできない最終ラウンド。どうにか開幕!?

今回の釣行プランは?

大野:いまgoogleマップでポイントをチェック中。とりあえず茨城ということで…。岩牡蠣(いわがき)ですかね。岩牡蠣食べてから考えます。

スタッフ:岩…がき? メバル釣りの企画なんですが、そんなグルメ情報はいりません…。

大野:企画としては10mを超えればOKなんですよね? シーバス釣らずにメバル1尾釣れば良いんですよね?

企画のルールと主旨は理解してくれたようだ。

スタッフ:そういえば、鈴木さんから依頼を受けた時に何て言われたんですか?

大野:うーん…電波が途切れ途切れだったから、よくわからないんだけどさ…なんかナブラがどうとか言っていたからマグロだと思う。なんだよマグロかよ…まあ、マグロならしょうがないか。涸沼とかでシーバスだと思ってたよ。メバルならそう言ってくれれば良かったのにね。

腹が減っては戦はできぬ!スタート前にご当地グルメを堪能

岩牡蠣(いわがき)を求めて移動…この企画は旅番組じゃないんですが!?

時刻 17:45

大野:暗くなるまでに岩牡蠣を求めて動きますか。札付きのくそデカイくて、5等分にカットしてくれるくらいの超大型のがめっちゃうまいんだよね。

スタッフ:そ、そうなんですか。


しばらく岩牡蠣の素晴らしさを説明する大野さん。

大野:ここ。ここらへんさ、観光地っぽく獲れたての岩牡蠣が食べられるんだよね。暗くなって実釣が始まる前に食べたいよね。

那珂湊に到着。しかし、どの店も開いていない。

大野:なんかさ、活気なさすぎるんだけど。カキだけに(笑)

急にぶち込まれた謎のダジャレは華麗にスルーしつつ、ずっと進むが…やはりどの店ものれんは出ておらず閉まっている。

大野:あ、お店の看板も電源オフだ。全部閉まっちゃっているね。ダメだ。今日は持ってないっすね。しょうがないから、うなぎを食いにいこう。

うなぎ…ですか?

実釣前にうなぎを食べると良く釣れるジンクス

時刻 18:20

すぐさま、うなぎを求めて移動。たどり着いたのは涸沼のほとり。

大野:ボラの子供がめっちゃいる。あ、ボイルしてるよ! シーバスやっていいの?

スタッフ:ダメですよ!

大野:すげえ釣れそうなのに。まあ、うなぎ食べようか。

スタッフ:大野さんの中で、うなぎを食べると良く釣れるという話がありましたね?

大野:撮影前にうなぎを食べるとうまくいきやすい。TVでも雑誌でも…濱本さんとの利根川バトルとか2回連続で食べて爆発力あったなあ。まあ、うなぎ食ってバッチリだったのはシーバスだったけどね。

スタッフ:今回はメバルですが?

大野:まあ、メバルも大丈夫でしょう。

大野:うなぎってホッとするね。いただきます。

その後、移動中の車内では…。

大野:うなぎ食べてめっちゃ眠いんですけど。

スタッフ:知りません…。

大野:とりあえず漁港の方へ向かってみよう。マップ見たら根が点在していて良さそう。あまり水深ないけど、露出した根も沈んだ根もあって海藻もある。潮が動けば良いんじゃないかと!

やっと釣りを始めていただける!?

メバル8耐チャレンジ:茨城ラウンドスタート

時刻 20:15

大野:漁港の先にある根の周辺を狙っていきます。

堤防の周りにある消波ブロックから根の周りをキャストしていく大野さん。

大野:まずはmeba CALM。なんかさ…

スタッフ:どうしました?

大野:meba CALMが意外と飛びすぎるのと、ラインが細すぎて何やってるか全然分からないんだけど? 距離感全然つかめない。根に引っ掛かる。

いつもの大野さんぽくない…。やっぱりメバルは専門外すぎたのか!?
しばらく漁港から根周りを攻め続けるが反応なし。

大野:移動しましょうか。次は磯場!

いきなりクライマックス…出たか尺メバル!?

時刻 22:14

漁港から少し車で移動。2ヶ所目のポイントは磯場。

大野:いかにも釣れそうだけど、根に潜られそうな場所だよね。水深は浅そうだけど、ちゃんとしたタックルにしたほうが良さそうな気がする。

ここで自前のシーバスタックルを用意し、大物への対応も十分。本気の大野さんを見ることができる!?

大野:沈んだ根の際とか流れがヨレている場所を見付けてやっていきます。あ、アタッたかも。どうも魚っぽい。メバルかな…?

その後はノーバイト。それから磯場から続くジャリ浜へと歩いて移動。

大野:この前にも磯と根が続いてて、その近くを狙っていきます。

ここでルアーをmeba CALMからAldente 70Sへチェンジ。数回キャストすると…。

大野:食った!…おぉ〜引くね〜。これは良いメバルなんじゃないの? あっ…でかい、でかいぞ〜!ほれ〜い!!

そのままジャリ浜から引きずり出すと。

大野:でかっ!食った瞬間メバルだと思ったけど、こんなにでかいとは思わなかった。これメバルタックルだと結構しんどかったと思うよ。余裕で尺いったでしょ。

計測すると33cm。尺を優に超えるメバル8耐レコードが最後に飛び出した。

釣果DATA

1尾目メバル
釣果時刻22:54

メバル8耐チャレンジ釣果総計 11m31cm

大野:ここまでデカイとかっこいいね、顔が。いつも釣ってるメバルの顔じゃないもん。かっこいい。それに腹がいびつにパンパン。甲殻類を食ってそうだよね。でもさ…。

スタッフ:なんでしょう?

大野:いまのところ、うなぎ効果バッチリ出てるでしょう?

スタッフ:そ、そうですね。

しかし、喜んだのもつかの間だった!?

メバルを釣ったらシーバス倍返し!?

時刻 23:24

大野:また食った!

メバルを釣ったポイントで、またもやヒット! さらなるサイズアップも期待できる!?

大野:あ、やっべ…エラ洗いしてるわ。かなり手前だったけど…うっそ〜。これマイナスになっちゃうやつだよね?

計測すると59cm。

釣果DATA

2尾目シーバス
釣果時刻23:25

メバル8耐チャレンジ釣果総計 10m72cm

大野:非常に喜べませんねぇ。完全にさっきの尺メバルが帳消しだよ〜!いや、それどころか倍サイズ!?だいぶマイナスになっちゃったよ。

スタッフ:ちなみにスズキクラスを釣ったのは大野さんが始めてです。今まではすべてセイゴでした。

大野:嬉しくないよね、これは。ここは尺メバルもいるけど、こういうリスクもあるんだね。…これが噂の長メバルってやつですね。銀ピカ長メバル。早く逃しましょう。

そそくさとリリースし、すぐにまたヒット!

大野:おっしゃ食った。本命、これは絶対に本命だ。よっしゃあ〜。でも20cmくらいかな? へへへ…へ? ソイ? カサゴ?

スタッフ:カサゴっぽいですね。

大野:メバルだと思ったんだけどな〜。まあ、ホッとする一尾だよね。

釣果DATA

3尾目カサゴ
釣果時刻0:14

シーバスは続くよ、どこまでも…。

時刻 0:21

しばらくジャリ浜で釣り続ける大野さん。魚の気配は十分。シーバスのリスクも理解しつつ、大型メバルを狙っていると…。

大野:よし食った。どっちだ…跳ねるなよ…いや、跳ねてるなぁ〜!くそ〜、ルアーの着水直後にアタッたのはメバルっぽかったけど…やってしまいましたね。これも50はありそう。

計測タイム!

釣果DATA

4尾目シーバス
釣果時刻0:14

メバル8耐チャレンジ釣果総計 10m22cm
大野:おっほぉお〜…。まだ10mは切ってないよね?

スタッフ:まだ大丈夫ですね。

大野:10m切ったらみんなに怒られちゃうよ!

スタッフ:現在、マイナス76cmです。

大野:個人スコア?そこは気にしていないから大丈夫。10mを守り切れば良いわけだからね。チームimaの総合力だから!

スタッフ:でも累計1022cm。あと一尾シーバスを釣ったらアウトですよ。

大野:このサイズ釣ったらやばいね(笑)すげえ緊張感出てきた!

すぐにシーバスをリリース。そのまま同じジャリ浜から根を攻め続ける。

大野:おし、きた!これはわからな…えぇぇ〜…また跳ねたぞ〜。やばいな、これはやばい。50ちょっとだと思うけど…いや〜まずい展開だな。

スタッフ:では容赦なく計測いたします…。

釣果DATA

5尾目シーバス
釣果時刻0:14

メバル8耐チャレンジ釣果総計 9m66cm

スタッフ:これで10m切りましたね。

大野:えーと…すべて鈴木さんのせいにしてもらっても良いですか?

あっさり10mの壁は崩れ去り、守りから攻めへ転じるためラストポイントへ移動

時刻 2:03

大野:最初のメバルを釣った時は感動的だったけど…あれで相当ホッとしちゃったのかな。メバル釣った場所はシーバスもでかいってリスクもあって…。もう攻めに入るしかないよね。本当は10mを死守するっていう守りのはずだったけどね。

そう話しながら到達したポイントはサーフの中にある突堤。

大野:残すところ、あと2時間弱。ここがラストポイントになるけど…34cmを釣って10mを目指します。あ、20cm2尾でもいいけど、数はあまり釣れる気しないからなあ。

まずは堤防の中ほどから攻め始める。数投してから先端へと移動。

大野:良い感じで表層の潮が動いている感じ。堤防の両サイドから沖へ払い出している。34cm…一尾で良いから釣りたい!

ルアーをmeba CALMから、このメバル8耐でようやく原型が出来上がってきたCollet(コレット)へチェンジ。

大野:おおお〜!?いまアタッたなあ。流れが巻いているなかできたよ。朝のワンチャンスこないかな!あ、なんか食った!でもだいぶ小さいな〜。なんだろ?

スタッフ:フグっすね…。

大野:フグかあぁあああ!

大野:こんな朝早くから膨れちゃって…フグさんおはようございます(ヤケクソ)。

実質このアタリを最後に終了目前。4:15へのカウントダウンが始まる…。

10mを割って、ついにメバル8耐アングラーすべての挑戦が終了!

時刻 4:15

大野:タイムアップですか…。いや〜、なんとかギリギリ10mを守れてよかったと思います。…違いましたっけ?

スタッフ:966cm。10mまで34cm足りない形で終了です。

大野:まさかそんなはずは…すごい良いメバルを釣ったじゃないですかあ…やっぱさ、うなぎ食べるとシーバスが釣れるんだよ。

スタッフ:うなぎのせいなんですかね…?

大野:メバル用のまた違う食材を探してきます。

スタッフ:それにしてもメバルの最大、シーバスも最大、マイナスも今までで最高。記録尽くしの最終回になりました。

大野:いや〜、あのサイズのシーバスがバクバク食うとは思わなかったんで。シーバスも30cmくらいかな〜と。

スタッフ:最後に6人のメンバーと視聴者の方へメッセージをよろしいでしょうか。

大野:皆さんが10m超えという記録を作っていたにも関わらず元へ戻すような結果になってしまい…大変すみませんでした。まさかでしたけどね。というか、なんで謝ってるかよくわからないんですけど(笑)メバルは専門じゃないもので…そこにシーバスがいたんで…しょうがないです。いや、すみませんでした。

大野:あ、そういえばさ。

スタッフ:なんでしょう?

大野:もう夜が明けたしさ、そろそろ那珂湊のお店開くんじゃない? 岩牡蠣(いわがき)!

スタッフ:…。

大野:やっぱさ、メバルには岩牡蠣なんじゃない? うめぇええ〜!

 

メバル8耐DATA

茨城ラウンド大野ゆうき
実釣場所茨城県 常磐エリア
実釣日時6月26日(火)
潮汐中潮
干潮16:05
満潮2:14
実釣開始時刻20:15
実釣終了時刻4:15
最終結果-132cm

メバル釣果総計 9m66cmあと34cmでクリアできず全ラウンド終了

 

関連動画はこちら

メバル8耐チャレンジ 茨城ラウンド 大野ゆうき編

 

 

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