大野ゆうき × YOICHI 99
YOICHI 99はバトル企画で80アップを3本キャッチするという大活躍!
このルアーは本格的に使い出したのは今年の秋なんですが、11月に利根川で行なわれたAPIA対imaバトル(The Dream Battle 2017)で一番活躍して、その印象が強いのでこのルアーを選びました。
このバトルのときは合計20本くらい釣って、その半分はYOICHIシリーズで釣っていますし、最大3本もYOICHIシリーズで釣っています。80アップが3本という大活躍を見せてくれましたよ。そのときの利根川は遠くまで投げれば投げるほどバイトが出るという状況で、狙うレンジでYOICHI 99とYOICHI 99 LIGHTを使い分けてランカーを獲っていったという感じです。本気で飛ばしたいときはやはりYOICHI 99。80mくらいは飛んでいましたね。
他にも、湾奥に残っているシーズン終盤の魚を、飛距離を出して獲っていくというパターンでも活躍しました。魚は水深3mの中層あたりにいて、レンジ的にもYOICHI 99がドンピシャ。そこにうまく流し込んで釣っていくことで、12月のシーズン終わりでもしっかり魚に触ることができました。
YOICHI 99のいいところはやはり飛距離で、飛行姿勢が安定するので、ロングキャストが決まる確率が他のルアーよりも高いんです。着水点を精度高く決めやすいので、80m先でも明暗部の際を攻めやすいですよ。固定重心でここまで飛んでくれるのはすごいと思いますね。手前の魚がスレて釣れなくなってしまったときに、遠い魚を狙うことができる点が強みとなるでしょう。魚が広範囲にいる状況で、遠くを狙わなければならない秋のシーズンは特に相当武器になりました。
鈴木斉 × kosuke 110F
レギュラーサイズからランカーまで磯ヒラを一網打尽した今年のエース
今年を代表するルアーをひとつあげるとすればkosuke 110Fですね。今年よく効いたのが、磯やゴロタエリアで、タイミング的には3月から5月くらいまでのベイトが小さいとき。産卵から産卵後の、食いが渋い個体も逆に積極的に食ってくる個体も両方いるという状況ですね。
kosuke 110Fが活躍してくれたのは、むしろサラシが少ないとき。スイムレンジは水深60cmくらいをイメージして、弱いサラシの中をじっくり見せていくような釣りで多くのバイトを取ることができましたよ。誰もがガンガンサラシが出ているベストコンディションを選んで釣りができるわけではありません。たとえサラシが弱いときでも活躍してくれるのが、このkosuke 110Fだと思いますね。
アベレージサイズ以下もよく釣れるし、一方で80アップや90アップといったランカーもよく釣れる。ヒラスズキがエサとしっかり認識して食ってきてるような感じがすごくしますよね。小さいサイズからビッグワンまで、そこにいる魚を全部釣っていけるようなルアーになっていますよ。
kosuke 110Fは風が吹いていても安定した飛距離が出て、思ったところにしっかり飛んでくれるのが魅力。外洋の磯などの強引なファイトで寄せてくることが多いので、フックの小さい3フックよりも、2フックで大きいフックを使うことで安心してファイトすることができます。デカイのがかかったときの安心感も違いますよね。こういった特徴から、ヒラスズキでとても活躍してくれています。とくに九州遠征のヒラスズキには抜群に効くので、欠かせないルアーになっています。
濱本国彦 × K-太 77 SUSPEND
水になじませるために生まれた話題のサスペンドシャッドがもちろん今年のMVL!
僕の2017年のMVLは、やはりK-太 77 SUSPENDです。今年は自分がプロデュースしたK-太77サスペンドが発売されて、まわりの人やユーザーの方からも釣れたという声も聞くようになったのは嬉しい限りですね。
一番活躍したのが雨後の濁りパターン。まとまった雨が降って増水し、濁った状態での壁、柱、橋脚際などの障害物の際、小さい水門の凹み、シーバスが身を寄せているであろう人工建造物の隣ですね。自分のホームでは小規模河川のデイでもナイトでも釣れましたし、ボートシーバスでもよく釣れましたよ。
サスペンドにした理由は、フローティングやシンキングモデルとの差別化はもちろん、水になじませることができるからです。例えば、サスペンドモデルなので水が浮く方向に動いていれば上に浮きますし、下に向かって動いていればそれと一緒に下に沈んでいきます。ルアーを水になじませた方が、ルアーを捕食対象とした場合、一番食いやすいんじゃないかと思うんですね。
アクションは巻いてきてもいいし、連続ジャークでもいい、スピードも状況に合わせていろいろ使い分けてもらえばOKです。そこで大事なのは止める作業を確実に入れるというところです。そして、ラインスラッグを出して、ルアー単体を水中にポンと置いてやることです。
一例を挙げると、ここで食うだろうというピンスポットを狙う場合、そこでトゥイッチなりのアクションを入れてシーバスにルアーの存在を気づかせてあげる。そして、シーバスとの距離が一番近いであろう場所で止めてあげるとポンと食うと。そこでラインスラッグの量を適度に作ってやる事によって、K-太 77 SUSPENDにテンションが掛かってない状態が作れ、シーバスからのバイトを弾き難くなり、ミスバイトが減る。結果、深いバイトへと繋がるのです!言葉では伝わりにくい部分もあるかと思うので、imaチャンネルで公開されている動画も合わせて見てみてくださいね!
辺見哲也 × iBORN 98F shallow
富津エリアでは釣果の半分以上を叩き出した相棒的存在
やっぱり自分が開発したルアーだけあって、使用頻度も高くなるし釣果も増える。1年を通して、もっとも活躍したのがこのiBORN 98F shallowです。一時爆釣したルアーや大きいサイズを釣ったルアーは他にもありますが、常に自分を支えてくれたのがこのiBORN 98F shallow。まさに相棒といった感じです(笑)
アマモエリアで結果を出そうとなってくると、結局iBORN 98F shallowに手が伸びてしまうんです。どのサイズのシーバスに対しても捕食対象になるルアーの大きさなので、パイロットルアーとしてもとても活躍しましたね。今日の状況はどうだろう?というときに、魚がいるかどうかを確認できる、まるで魚探みたいなルアーですよ。富津エリアで言えば、釣果の6割はこのiBORN 98F shallow。釣果の半分というと、かなり数になりますが、それぐらいに信頼しているし、実際に結果も出ているルアーです。
プライベートで一番よく行くのが富津エリア。ここは1年中アマモが生えていて、その上を攻略しなければならないんです。ドシャローを引けるミノーが昔から欲しくて、でもどのメーカーにもないから自分で作っちゃえということで出来たのがiBORN 98F shallowです。シャローに特化させたルアーで、速巻きすると潜るどころか水面から飛び出してしまう。巻きすぎて水深が深くなって根掛かる、ということがないんですよね。飛距離も十分で、飛行姿勢が安定しているのでブレずに飛んで行く。アマモ以外でも、牡蠣殻やゴロタ場など、ドシャローエリアならどこでも活躍します。本当に自信を持ってみなさんにオススメできるルアーですよ。
次回、全国のさまざまなフィールドで活躍するテスター陣が選ぶ今年のimaルアーを発表。ターゲットと真摯に向き合い、常に現場目線で活きた情報を提供してくれる全国の猛者たちがチョイスしたMVLとは。果たしてMVLに輝くルアーはいったいどのモデルなのか注目して欲しい。
公式商品ページ
- 掲載のアイテムをネットで購入!
- iBORN 98F shallow
- K-太 77 SUSPEND
- kosuke 110F
- YOICHI 99